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コロナ感染症対策

コロナに打ち勝つ 『お風呂で健康大作戦』2020年11月4日更新

全国保険医新聞に投稿した2021年新春号の記事


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温泉療法専門医が答える お風呂に関するQ & A

お風呂の医学的な効用を教えてください

5つあります① 温まると毛細血管が広がり血流が増える ②修復タンパクが増えて鎮痛効果や免疫力がアップする ③ウイルスや細菌や老廃物を洗い流し体をきれいにする【コロナ対策】④水圧のマッサージ効果でリンパの流れが促進し、浮力で体重が1/10になりリハビリ効果をもたらす ⑤気持ちが良くなり、リフレッシュ効果で疲れが取れる 事などが日本温泉気候物理医学会(温泉学会)で検証されています。

なぜ温まると毛細血管が広がるのですか?

それは毛細血管の内皮細胞からNO(一酸化窒素)が分泌されるからです。
この事はアメリカUCLAのイグナロ薬学博士が発見され、1998年ノーベル医学賞を受賞されています。更に、最近ではHSP(Heat Shock Protein 熱ショック タンパク)も発見されて、傷修復や鎮痛効果や免疫力がアップする事も研究されています

どうすれば、NOやHSPを分泌させることができますか?

自分の体温が0、5〜1℃上がれば良いので,だいたい入浴して汗が出る頃に相当します,私の場合は体温が36,4℃くらいなのでおおよそ37℃でNOやHSPが分泌されます,入浴後約7分前後になります。個人差がありますが,5〜10程度で分泌になります。最初は体温計持参して,入浴前と入浴中の発汗事の体温を各自測定して,体感して下さい。

NOやHSPが分泌されたら,どの様な事を行えば更に効果的ですか?

血流が増えるので,筋肉や関節や血管のストレッチを行えば効果的です。お勧めはラジオ体操を行って下さい。特に両手にタオルを持ってバンザイして体を捻ることが重要です。時々両脚に冷たい水をかけると血管が少し収縮するので2〜3回繰り返せば,血管ストレッチには効果的です

どの程度の温度と入浴時間が必要ですか?

個人差がありますが,NO やHSPの医学的効用を得るには,40℃で20分,41℃で15分,42℃で10分が最低レベルです。私は41℃で60分がルーチンで,免疫力アップに務めています。

発汗量と体重の関係とコロナ対策を教えて下さい

入浴の醍醐味はウイルスや細菌を含む老廃物の排泄を発汗が行う事です!NOやHSPが分泌されたら,発汗量が増えます。目安は10分で100ccです。私は60分の入浴なので,約600ccの排泄で,体重もマイナス600g減量です。
今まさにコロナショックで大変ですが,お風呂でNOやHSPを分泌させれば,コロナを排泄しますので、怖くありません!

Q⑺ 体や頭のシャンプーはいつしたら良いですか?

A NOやHSPで 発汗量が増えて,ウイルスや細菌や老廃物が時間をかけて排泄された後でシャンプーした方が効果的なので,入浴の最後にシャンプーするのが理想です

入浴後に注意することは?

冷えた脱衣所では,急に体が冷えると,血圧が大きく変動して,脳出血,脳梗塞,心筋梗塞などの循環不全に注意が必要なので,温まった体を20〜30分程維持する事が重要です。つまり,NOとHSPの恩恵を維持する事で,免疫力アップを維持する事になります。又,発汗でやや脱水傾向になっているので,冷たい牛乳をお勧め致します。

もっと,お風呂や温泉の事を知りたいのですが,その情報は?

1934年に東大医学部で創設された 『日本温泉気候物理医学会』が今年86周年の温泉専門の学会です。お風呂の医学的効用を臨床に役立てようと,全国で温泉療法認定医が993名,更により専門医が201名登録されています。
福岡県では認定医が24名,専門医が1名(私は専門医です)

コロナはお風呂の活用で効果がありますか?

大いにあります NOとHSPが 血流を増やして 発汗作用でコロナウイルスを排泄します。また,水圧のマッサージ効果でリンパの流れが増えて,リンパ球が活性化して,コロナウイルスを攻撃します。一連のコロナ報道で,お決まりのコメンテーターがお決まりの(手洗い,三密,マスク)のコメントにウンザリです! もっとお風呂の効果を 報道すべきだと思います